いたがきヴァイオリンアカデミーの指導の考え
子供の気質の変化
ここで昨今の子供たちの気質を考えてみたいと 思います。今の子供は、昔の子供に比べて、“我慢 することが足りない”と思います。躾に対する親 の考え方も、昔の方が遙かにしっかりしていたよ うに思います。私の大正生まれの母なども躾には とても厳しい人でした。私の小さい頃、近所にお 呼ばれして母親と二人で出掛けた時も、二人とも 正座でしたし、そこに出されたお茶菓子にも絶対 自分から手を出してはいけませんでした。もし手 を出したものなら、間髪を入れず母親の手が飛ん できたものです。そしてその菓子は母親の手から 私に渡されたものです。このような躾に現在私は 母親に大変感謝と尊敬をいだいております。
本誌10月号で先生と生徒=母親というのは、相 性がある、と申しました。それは見学のドアを一 歩踏み入れた時にお互いに感ずるもののように思 います。従って指導者のオーラを見学者がいつも 感ずるものとは限りませんね。
入門は子供の態度で判る
さて先程の例に戻してみましょう。小さい見学 者がグズグズした時に、相性の合った母親は子供にまず、『もう少し待っててね、先生とお話があるから』 と、子供に説得をします。そしてちょうどいい間 を狙って、『先生是非お願いしたいと思いますが、どのようにしたら良いのでしょう。』 という段階になります。
しかし、その段階で迷っている母親はその時子 供に「どうする、やってみる?」などと声をかけ ます。子供は先生の顔を窺いながら、はっきり 「やりたい」と言える子、体をムズムズさせながら 何も言えない子、もしくは「やりたくない」と言える子、と様々な反応を示します。
子供本人がはっきり「やりたい」「やりたくない」 と言える子に関しては親も判断が早いですね。しかし何も言えない子供に関しては親も迷うところ です。
ここで考えたいことは、本人がバイオリンをやりたくて見学に来ているのか、それとも親が本人の意向とは関係なくやらせたい思っているのか、ということです。それによって随分話が違ってき ます。
割合から行きますと、後者の方が多いように思 います。その理由はいろいろ考えられると思いま すが、一つには、戦後高度成長の中で中流意識が 随分と芽生えたこともあると思います。経済的に も豊かさを増し、お稽古事を子供の情操教育の一 環としてとらえ、子供に親の夢を託すゆとりが出 来たことの裏付けのようにも思います。
続きはまた次回執筆いたします!
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